Key(調)と色

こんばんは!

昨日から一気に冬景色に変わった秋田県です!

寒い!!でも峠越えの山の木に積もる雪景色は本当に綺麗です^^!!

 

今日は、たまにこんなご質問を頂くのでブログでも書いてみました(#^.^#)

 

どんなご質問かというと、

 

「鈴木さんのCDの曲をそのまま弾こうとすると、とんでもなくセーハが多いKey(調)だったり、指の運びで弾きにくいKeyが多いのですが、どうやって弾いてるんですか?」

 

とか、

 

「鈴木さんの演奏見てると結構な頻度でカポタストを使ってるのですが、どうしてですか?」

 

などのご質問!!

 

実は、これどっちも理由が一緒なんです(#^.^#)b

 

さかのぼること子供時代の鈴木昭寿少年!!←僕の事です(笑)
子供の頃通っていたピアノの先生がKey(調)について、凄い面白い話をして下さり、その時僕はKeyの違いに凄い夢中になりました!

どんな話かと言うと「Keyによって、曲の色や見える景色が変わる。いろいろなKeyの曲を聴いたり弾いて、自分なりの色や景色をイメージしてごらん。」というお話☆
その色と景色のイメージをするのがとても楽しくて、それ以降、今でも自分のソロで弾く曲では曲に込めたい色でKeyを選ぶ事を大事にしてます(^^)

 

例えば、
《Key in E(ホ長調)は、森の葉っぱのような緑色》
《Key in F(ヘ長調)は、青空の青》
《Key in G(ト長調)は、ちょっと黄色っぽい》
《Key in Ab(変イ長調)は、夕焼けっぽい優しいオレンジ色》
《Key in A(イ長調)は、赤色や濃いワインレッド色》
《Key in C(ハ長調)は、真っ白や水に光が反射して輝いてるキラキラ感》
※あくまでも僕の感覚です(^^)d

 

全てのKeyに1つ1つイメージはありますが、きりがないのでここに書くのはこのくらいで(笑)

 

なので、ウクレレでソロを弾く時、とくにしっとりとした曲の時は、自分の中で「これだ!」って思うKeyにしているので、CDとかを聴いて頂くと何故こんな弾きにくいKey?と思われる事もあるかもしれません(笑)

 

ただ弾きにくい指運びでは弾いてません(^^)v
そこで登場するのがカポタストです♪
ご存知の方も多いかと思いますが、カポタストは指の運びを変えずにKeyが変えられる道具です!!

 

ソロウクレレで弾きやすい指の運びになるKeyというと、Key in C, F, G(あとそれらの平行調etc..)が多いかと思います(^^)d
楽譜を見て頂くと、ト音記号の横にフラットだったりシャープだったりが付いてたり付いてなかったり!
フラット1つならKey in F(タブ譜に0102の和音が多いKey)、シャープ1つならKey in G(タブ譜に2320の和音が多いKey)、何にもなければKey in C♪
※平行調については割愛します!

お手元のソロウクレレの楽譜を見て頂くと、これらのKeyで書かれた楽譜が多いかと思います♪
とってもソロウクレレで指の運びがしやすく、「おお!弾きやすい!」って思われる方も多いかとp(^^)q

 

実は、僕が弾いている演奏もほとんどがこれらのKeyと同じ指の運びです!なので特別な指の運びだったり、ずっとセーハをしながら弾いてるという事ではないんです(^^)d

 

例えば、唱歌の''故郷''を弾く時に、僕の中で故郷は、

 

《夕陽だったり、夕焼けだったり、子供の頃遊びに行った丹沢湖や箱根の景色だったりのイメージ》

 

で、薄い夕陽の色で弾きたいんです!


となると僕の中では、Key in Ab(変イ長調)でどうしても弾きたい!という事になります!

 

ただ僕が編曲した指の運びだと、そのまま弾いちゃうとKey in Fになっちゃうので、カポタスト(カポ3)を3番目に付けて弾く事で、指の運びはそのままで鳴っている音はKey in Ab(変イ長調)になって、「やった♪」って弾きたいKeyになるんです(笑)♪

 

なので、ソロ演奏なのに僕が変な所にカポタストをしてる時は、「あ!そのKeyの色や景色で弾きたかったのね!」と思って頂ければ間違いないです(^^)d

 

是非今弾いているソロ曲をカポタストを付けて弾いてみて頂くと、曲で見える景色が透き通って見えたり、逆にせつなく見えたり、いろいろと面白いと思います(#^.^#)
もし読んで頂いてご興味がわいた方は、弾き語りの時だけでなくソロウクレレの時もカポタスト付けて弾いてみて下さい♪きっと楽しいかも(^^)v